青木は9代クロス解析の中で独自の概念T値を採用しています
平均継続クロス度数のことです

大種牡馬はさすがに凄い数値です
すなわち産駒への影響力が強く 成功の目安になります

・Galileo
(382-73)/(93-26)=4.61(T値)

・Storm Cat
(381-48)/(95-22)=4.56(T値)


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デアリングタクト=ベンバトル6代血統表デアリングタクト=ベンバトル 6代

デアリングタクト=ベンバトル9代クロス解析表
デアリングタクト=ベンバトル 9代


コメント

1.まずは総じて高い評価は与えにくい
2.両親に共通する血脈の継続クロスが目立つ
・Mill Reef 5・6×7
・Nijinsky 6×7・8
・Buckpasser 6×8・8
・Princequillo 9本継続
・これ自体は特に悪いことではない
3.ただ、9代クロス解析表の出現パターンがあまり良くない
・(298-18)/(68-9)=4.75
・平均継続クロス度数のT値からは気性難は伺えない
・しかし 異系クロスのプールが6個と少なく
・9代での世代別クロスや総数も大物のそれではない
・底力を欠き 平坦向きの中堅マイラーになりそうな判断

2024.03.04
青木義明



5代血統表だけの馬作りでは社台に勝てない
社台もやることはやっている

デアリングタクトはこれなしには生まれなかった
配合と馬券の武器 6代血統表&9代クロス解析表

★★★★★★★★★★
「#熱血2023」好評発売中!
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いよいよ南関東にもクラシックの蹄音が聞こえてくる季節、1月のブルーバードC・2月の雲取賞・3月の京浜盃が交流重賞となって4月の羽田盃へと続くクラシックロード。その先の東京ダービーに向けてのトライアルは、京都に移設されて距離も千九に延びたユニコーンS。

3歳ダート路線のトップクラスにはサウジ・ドバイやアメリカという選択肢も開かれているだけに、南関東のクラシックロードにどれくらいの馬がエントリーするかはわからない。NARの関係者も「サウジやドバイを使った組が、東京ダービーに出てくるかどうかは正直言って読めません。」と話す。

「アメリカのクラシックもあるし、トップクラスは秋に移設したジャパンダートクラシックからの合流になるかもしれません。」と言いつつ、「国際グレードを取得して、JPNをG表記にするためにはこの形でスタートするのがベストと考えています。」とも。

24年度の変革はあくまでスタート地点を示したに過ぎず、G表記を取得するための実現性を重視した結果。ジャパンダートクラシックを東京ダービーと同じ二千に設定したのも、国際的にもダートには二四以上に古馬の大レースがないからという明確な理由があってのこと。

クラシックロードが「微調整」程度で済んだのは、レースレイティングがG表記取得のメドが立つくらい高かったから。古馬の交流重賞はレースレイティングが低く、G表記取得のために大幅に手を入れることになった。10年計画でJPN表記をG表記に変えるために、売上がある時期に改革を行う。

ダートグレード競走が産声を上げた20世紀末は、地方競馬にとって苦難の時代だった。インターネット発売もなく、次々と競馬場が消えていく時代。東日本の浦和以北は、新潟・上山・足利・宇都宮・高崎がなくなって岩手まで競馬場がない状態になってしまった。

朱鷺大賞典、ラフランス賞、とちぎマロニエC、群馬記念といった交流重賞も途絶えてしまった。当時は各主催者が生き残りに必死で、共同歩調での改革は望むべくもなかった時代。これからの10年で地方競馬からでも世界を目指せる、「日本競馬」を確立するために最後のご奉公をしたい。

◆竹内康光【馬よ草原に向かって嘶け】
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拙宅の壁にかかる一枚の記念写真には、若き日の田中勝春「調教師」が写っている。1993年8月22日、新潟競馬場で行われた日本海S(900万下=現在の2勝級特別)の口取り写真だ。勝ち馬の名はレイクブルー、新潟の名医・岡田弘夫氏の所有馬で全4勝のうち3勝をオーナーの地元で勝った孝行娘だった。

当時の田中勝春「騎手」は22歳で、笑顔が眩しいアイドルジョッキー。「カッチー」の愛称で親しまれていた彼は、デビュー年にオラトリオで重賞を勝つと、3年目の92年にはヤマニンゼファーで安田記念を勝って人気と実力を兼ね備えたトップジョッキーになっていた。

師匠は藤原敏文調教師、管理したセキテイリュウオーはカッチーを背に重賞を2勝して、天皇賞(秋)はネーハイシーザーのハナ差2着に頑張った。口取り写真のレイクブルーも同師の管理馬で、母レイクビクトリアの代からお世話になった厩舎ゆかりの血統。

当時は現在よりも師弟の結びつきが強固だった時代で、他厩舎に有力馬がいても騎乗馬は自厩舎優先。その代わり一人前になるまでは師匠がオーナーや知り合いの調教師に頭を下げて、弟子の騎乗馬を確保していた。カッチーのデビュー当時は、師も大病を患った愛弟子のために奔走していたのを覚えている。

当時は騎乗数が2年続けて60鞍を下回ると引退という不文律もあり、別の厩舎では所属騎手にそれをクリアさせるためにオーナーに頼み込んでのせてもらうこともしばしば。そんな時も岡田オーナーは快く厩舎所属の騎手を乗せてくれる、心優しいオーナーの一人だった。

エージェントの縁で全盛期の岡部騎手が差しあった馬が回ってくることも多く、いい馬に乗ることでメキメキと腕を上げて行ったカッチー。通算1800勝の名騎手となったが、本人の言葉によれば「長年騎手をやってきたが、だんだん下手になってきて、これ以上皆さんに迷惑を掛けることはできない」とか。

記者会見の様子を見たが、カッチースマイルは健在。「岡部ライン」を形成していた先輩・柴田善臣騎手はまだ現役、自身は一昨年8勝・昨年は引退発表まで3勝と騎手として悩み抜いた末の決断なのだろう。写真の中の自分もカッチーも、まだ中高生だった息子たちもそれぞれの現在地で頑張っている。

◆竹内康光【馬よ草原に向かって嘶け】
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「勇気」の在りか◆竹内康光【馬よ草原に向かって嘶け】

明けましておめでとうございます。今年最初の更新も、暮れから引き続き「勇気」の話。チャンピオンズCはレモンポップが不利とされる大外枠から、初のツーターンをモノともせず圧巻の逃げ切り勝ち。坂井瑠騎手の「勇気」に馬が応えたような走りで、フェブラリーSとの同年制覇を決めた。

この馬に印を打たないこともまた、自分なりの勇気だったんだけれども(笑)見事としか言いようのない騎乗だった。師匠の矢作師ともども大井競馬場で育ち、今や活躍の場を世界に求める師弟コンビとなった。昨年のドバイは苦い結果に終わったが、チームレモンポップには勇気を出して再挑戦して欲しい。

コロナが一段落して一番よかったことは、世界の名ジョッキーたちが次々と来日してくれるようになったこと。ワールドベストジョッキーのムーア騎手こそケガで帰国したが、ビュイック騎手・モレイラ騎手・マーカンド騎手・ドイル騎手・ムルザバエフ騎手・モリス騎手が秋から年末にかけて活躍した。

年が明けてもモリス騎手は引き続き騎乗して、ピューヒュレク騎手の来日も予定されている。ヨーロッパのオフシーズンに来日する彼ら・彼女たちもまた勇気を持ってチャレンジしてくれている。アグレッシブに飽くなきまでに勝利を目指す騎乗が、日本のジョッキーたちにもいい影響を与えてくれる。

戸崎騎手も尊敬してやまないムーア騎手を、もっと見ていたかったというのが本当のところ。エリザベス女王杯のジェラルディーナは、大きく立ち遅れたのに勇敢に出して行った。レース前にかなり発汗して昂っていた馬を、シンリョクカの2馬身前でピタっと折り合わせた腕は敗れたとは言え見事だった。

全場の全レースを見ていれば、大レースでなくても外国人騎手の腕の良さと勇気の在りかを思い知る場面は度々ある。エリザベス女王杯の日の福島8レースで、ドイル騎手が1番人気のダイバリオンをシンガリに下げた。きっちり折り合わせて、直線だけで全馬を抜き去って優勝した乗り方には痺れた。

12月10日の中京2Rでも、竹内厩舎のクルールデュヴァンで1勝級を快勝。2着馬が抜け出した時、自身は4着馬にインに押し込められる形に。それでも諦めずに2頭の間を割ってグイッと伸びた。6Rでは当コラム自信の本命だったアリスヴェリテをラレーヌデリスで差し切っての勝利、敵に回すのは本当に怖い。

さらに14日川崎の交流重賞「神奈川記念」でも、勇気あふれる騎乗で観客を魅了したドイル騎手。パートナーは前走自身の手綱で福島の3勝級を勝たせたヴィブラフォン、3コーナーで一気に先頭に立つとマークされていたユティタムを逆に置き去りにして、キャリックアリードの追撃も振り切った。

「砂を被らないようにという指示、ペースも速くなかったし囲まれることもなく理想的な展開。押し出されるように先頭に立ったときは一瞬ブレーキをかけそうになったので、一生懸命追ったら直線に入ってまた伸びてくれた。」と人馬の初重賞を笑顔で振り返っていた。

大レースであれ、ローカルの1勝級平場であれ平常心で臨みながら勇敢な騎乗を見せるワールドクラスのジョッキーたち。坂井瑠騎手も積極的に海外で騎乗することで、その域に手が届こうとしている一人と言える。地方競馬の先にもハッキリと世界が見えて来たこの時代を、砂塵のこちら側で見つめたい。

◆竹内康光【馬よ草原に向かって嘶け】
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◇競馬通信社◇
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皆様、新年明けましておめでとうございます。

「競馬は文化であり科学である」
「サラブレッドは配合が基本」

これは言わば弊社の基本テーゼですが、競馬通信社代表としても配合研究家、馬券予想家としても年頭に強く思うことは、さらなる「主体の強化」「自己改造」を図る必要があるということです。

競馬に接して40数年、これを職業として30数年。日本競馬の今日的な発展、とりわけ昨今の競走馬のレベルアップを心から喜んでいます。多くの競馬関係者の人並みならぬ努力に敬意を表するものです。今年はより一層の成果を願ってやみません。

弊社、そして青木義明も競馬の発展と改良に微力ながら役に立ちたいと思います。本年も皆様と共に様々に「競馬」を楽しみましょう。夢を実現しましょう。そのためにも人間としても、競馬人としても自己改造に邁進します。どうぞよろしくお願い申し上げます。


2024年元旦

競馬通信社 
青木義明


◇競馬通信社◇
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当コラムも今年最後の更新となったが、ダービーから半年間ずっと考えていた言葉が「勇気」。ダービーで8着に敗れたファントムシーフに騎乗した武豊騎手が発したこの言葉の意味を、下半期のレースを見ながらずっと噛み締めて考えて来た。競馬ブックからそのコメントを引いてみる。

「スタートはあまり速くありませんでした。ペースが遅く、少しポジションは上げていったのですが、結果的にもっと行くべきだったかもしれません。向正面で勇気が足りませんでした。」と、武豊騎手らしい率直な言葉遣いで語っている。ダービーというレースゆえに出た言葉とも取れる。

向正面から一気に押し上げて3着に好走した、ハーツコンチェルトの松山騎手の騎乗を意識したのかもしれない。ファントムシーフは勝ち馬と同じ上がりを使っていたし、仕掛け一つで掲示板以上もあっただろう。当時の武豊騎手はテン乗り、もちろん「天才」でなければ「仕方ない」で済ませるところ。

あるいは、皐月賞までファントムシーフに騎乗していたルメール騎手を意識したのか。2017年のダービーをルメール騎手で勝ったレイデオロも、やはり向正面から一気の仕掛けで戴冠した馬。神戸新聞杯でファントムシーフでハナを切って見せたのも、あるいは天才と呼ばれた男の「勇気」だったのか。

進むにもとどまるにも、後退するにも「勇気」が要求される。天皇賞秋当日に負ったケガを治すべく、ジャパンカップでもドウデュースの鞍上を戸崎騎手に譲ったのも天才の「勇気」の表れ。何かをするよりも、しないことを決める方が勇気がいる。ワールドベストジョッキーのムーア騎手もケガで帰国した。

竹内師は新馬勝ちの後に3戦続けてG1を走らせたシンリョクカを、秋初戦で秋華賞ではなく府中牝馬Sに使った。「今の時点でリバティアイランドと戦うのは得策ではない」という師の言葉にも、勇気の断片を見て取れる。エリザベス女王杯まで結果は出ていないが、24年はその勇気が実ることを祈りたい。

南関東の雄・ミックファイアも、チャンピオンズCから勇気ある撤退で東京大賞典へ。自分もずっと本命を打ち続けたセラフィックコールを対抗にして、勇気を持ってハギノアレグリアスに◎。鞍上の岩田望騎手には、勇敢にインを突く岩田康騎手のDNAが受け継がれている。勇気ある騎乗を見せて欲しい。

◆竹内康光【馬よ草原に向かって嘶け】
http://bit.ly/17MDXV7

◇競馬通信社◇
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◆オグリキャップ 5代血統表
オグリキャップ5


◆オグリキャップ 9代クロス解析表
オグリキャップ9


◆シンボリルドルフ 5代血統表
シンボリルドルフ5


◆シンボリルドルフ 9代クロス解析表
シンボリルドルフ9


◆ミスターシービー 5代血統表
ミスターシービー5


◆ミスターシービー 9代クロス解析表
ミスターシービー9


配合レベルを順位付けすれば、9代クロスの質量ともにオーソドックスな出現パターンを踏むオグリが◎でルドルフが○となるが、中山2000のように小回りコースならT値(平均クロス度)の高いルドルフが決め手で優るかもしれない。オグリはジャパンカップのレコード激走(2着)が素晴らしかった。ミスターシービーは自分から動けない配合パターンで総体の数値も劣る。また6代目のクロス数20突出が気難しさを誘発する。本質はマイラー配合だが、世代的に相手にも恵まれて三冠馬に。

(2017年春)

------------◎-------------

◆青木義明【競馬一直線】
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血統表ソフト「熱血2019」
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いま10頭の診断を依頼されている
それぞれの繁殖の6代血統表&9代クロス解析表
気性やクロスしたい血脈など分析

指名された50頭の種牡馬候補の6代血統表を出力

1頭ずつ目視し 次に架空配合でチェック
瞬時に6代と9代が表示されるので選別が簡単
候補を3頭に絞る


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架空配合機能が充実
5代血統表ベースで繁殖と種牡馬を次々と入力
→6代血統表&9代クロス解析表をワンタッチで表示&出力
配合検討が楽しくてたまらない

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「#熱血2020」絶賛発売中!
https://nekketsu.naosan.jp/product/nekketsu2020/
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