山野浩一さんを偲ぶ会◆青木義明の競馬一直線


7月30日(月)の夜、飯田橋のホテルで、昨年7月20日に77歳で亡くなった山野浩一さんを偲ぶ会が催された。参加者は競馬関係者と出版関係者を合わせて130人ほど。競馬評論家、SF作家として活躍した山野さんを偲んで在りし日の功績や思い出話しに花を咲かせた。

小生と山野浩一さんとの出会いは35年ほど前になる。新橋の「優駿編集部」に当時の編集長の和田久さんに呼ばれて面接をしているところへ偶然、山野さんも原稿ゲラチェックで部屋に入ってこられた。

後で顔を出すから、と和田さんに言われて山野さんと小生は新橋の居酒屋へ。カウンターに腰かけながら乾杯して自己紹介。当時は30歳で都庁をやめて新聞配達をしながら手書きの「週刊競馬通信」を無料で競馬関係者に配布していた頃で、これに目を止めてくれたのが和田久さんで、それから「優駿」への寄稿を依頼された。

また、当時40歳前後の山野さんとお会いしてからは「サラブレッド血統辞典」の編集補助への話が進展した。その後、サンスポの佐藤洋一郎さんが紙面のコラムで小生を紹介してくださり、無料配布を有料販売に切り替え「職業」としての出版人兼血統研究家へと一歩を踏み出した。(出版活動は週刊誌、月刊誌、単行本など約20年間続けたが赤字が重なり10年ほど前に破産した話は何度か書いた)

その後、山野さんには「週刊競馬通信」の読者パーティーにご参加いただいたり「山野さんを囲む会」を催したり、三鷹のご自宅でのホームパーティーに毎年お招きいただいたりしてお付き合いが継続。約10年後の「クラシック馬の追求」(ケン・マクリーン著、山本一生訳、競馬通信社刊)の出版記念パーティーに際しては競馬会の理事や佐藤正人さんなどにもお声掛けを頂き、その企画進行の中心的役割を担って下さった。おかげで新橋「新橋亭」での業界関係者100人を超える盛大な会が実現した。また、その後も吉祥寺での山野さんの結婚祝賀会にもお招きいただいたりして、いろいろと思い出は尽きない。

山野さんの競馬観とその膨大な知識と洞察力、血統研究とその普及活動にはおおいに刺激を受けた。その過程で小生は「血統論→配合論へ」と深化していったが、配合論の分野ならば山野さんに勝てるかもしれないという動機もなくはなく、もちろん「強い馬作りには配合が基本」「血統表文化の普及」は1980年初期からの「週刊競馬通信」発行の基本テーゼだったが、いつの間にか出版活動や競走馬の生産活動にも奔走する「血統事業家」になってしまっていた。人生とは分からないものである。


【当日、言葉を交わした競馬関係者、順不同、敬称略】

斎藤修、原山実子、中川明美、庄司典子、須田鷹雄、柏木集保、飯田正美、山田康文、小島友実、有吉正徳、矢野吉彦、栗山求、木下勇二、駒木舜


初めての人もいれば10年ぶり、20年、30年ぶりの人もいる。その中で「週刊競馬通信」にコラムを執筆されていた駒木舜さんは「クラシック馬の追求」パーティーの司会をしてくださり、山野さんとの事前の打ち合わせで何度も吉祥寺に出向いたことが懐かしく、また山野さんの結婚を祝う会の時には可愛い赤ちゃんを抱っこしていたが、その息子も23歳になられたとのこと。本当に懐かしかった。


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「日本馬初の北米ダートG1勝利へ エピカリスが米三冠最終戦で歴史的偉業に挑戦 」

◆エピカリス6代血統表
エピカリス6代

◆エピカリス7代血統表
エピカリス7代血統表

◆エピカリス9代クロス解析表
エピカリス9代

http://www.netkeiba.com/

[引用記事]

米三冠の最終戦・ベルモントSに挑戦するエピカリス

 歴史的偉業に挑む。6月10日(日本時間11日)に行われる米三冠最終戦・ベルモントS(ベルモントパーク・ダート2400メートル)に出走するエピカリス(牡3歳、美浦・萩原清厩舎)。デビューから5戦4勝。日本国内で快進撃を続ける3歳世代の最強ダート馬だ。もし勝てば日本馬として初の北米ダートG1制覇となる。

 初海外遠征となった前走のUAEダービーでは、逃げ切り寸前のところを地元のサンダースノーに差されて2着惜敗。手綱を取ったルメールは「すごく頑張った。勝ち馬はドバイの馬でアドバンテージもあったが、強かった」と悔しがる。ただ5戦目にして初黒星を喫したとはいえ、その実力が世界レベルにあることは十分にアピールできた。

 4日現在、海外ブックメーカーによっては米三冠で2→4着のルッキンアットリーと並ぶ2番人気タイに推されており、いかに現地でも実力を高く評価されているのかが分かる。ちなみに1番人気は昨年のBCジュベナイル勝ち馬クラシックエンパイア。ここまで行われた米2冠を皆勤して4↓2着と、世代上位の実力を示している。ケンタッキーダービー馬オールウェイズドリーミング、プリークネスSを制したクラウドコンピューティングは出走回避の見込みということもあり、やはりこの馬が最大のライバルになりそうだ。

 昨年8月デビューから現在まで、約10カ月の約半分を福島県のノーザンファーム天栄で過ごしていたというエピカリス。同牧場の木實谷雄太場長は今回の米国遠征に期待を寄せる。「ドバイ遠征後の着地検疫を含めて1カ月半ほど牧場で調整していましたが、順調に疲れも回復し、また競馬に向けてしっかりトレーニングを積むことができました。機材トラブルで出発が遅れたものの、輸送自体はスムーズにこなして無事に着いたと報告を受けているので、いい状態でレースに臨めるのではないでしょうか。去年の北海道2歳優駿を素晴らしいパフォーマンスで勝った時から、ある程度ベルモントSへの挑戦を視野に入れながらここまでやってきたので、使うからには新たな歴史を刻んでほしいですね」。

 先人が道を切り開いた。ベルモントSに出走寸前までこぎつけながら、直前のアクシデントで無念の回避となったカジノドライヴ(08年)。米三冠に皆勤して9→5→3着と健闘した昨年のラニ。今までのチャレンジは無駄ではないはずだ。日本馬にとって難攻不落と言われてきた砂の本場・米国ダートG1だが、今回は快挙達成の可能性は十分とみている。日本でもベルモントSの馬券を発売するとのことなので、エピカリスの単勝馬券を買って、しっかりと応援したい。(刀根善郎)

提供:デイリースポーツ

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【青木義明の配合診断】

1.母系の血脈は力強い
2.そしてスタミナもある
3.しかし、この母にゴールドアリュールの配合ではマイラータイプだ
4.5代血統表内に Nijinsky 5×4
5.同じく近似血脈の Nureyev と Sadler's Wells 3×3も派生する
6.9代クロス解析表を見ても「量的に奥行き」がない
7.Never Bend、Princequillo、Menow らのクロスは悪くない
8.しかし、総じてはマイラー配合で2400のベルモントSは不向き
9.ただし、小回りコースだからペースが遅ければ善戦の余地はある
10.かなり昔に Gallant Man(1954)がベルモントSを制したが、この馬は Mah Iran≒Mahmoud 2×2だった
11.昨年のラニのように後方一気が活路ではないかと思う

2017.06.06.記

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・2017.11.05.記
京都ダート1900の「みやこS」で8着と見事に1番人気を裏切ったが、人気にする方が賢くないだろうというべきである。この馬の配合分析を真摯にやれば分かることだ。3連単・フォーメーション馬券の中で1着候補にできない危険な人気馬だった。(青木義明)

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・2018.08.01.記
07.31の大井2000のオープンレース「トゥインクルバースデー賞」で御神本騎手を背に断然の一番人気を集めたが、直線では全くのガス欠で5着に敗北。馬単、3連複とも好配当をゲットできた。配合をやる者には格好のレースだった。


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◆9代クロス解析の効用により次の諸点を理解することができる

・能力はクロス血脈の質と量により変化すること
・欧米血脈の混淆により体質の強化が図れること
・クロスの量的出現パターンで距離適性、気性、脚質が分かること
・名血の牡馬、牝馬のクロスあるいは継続クロスが識別できること
・「緻密クロス型」は決め手は鋭いが、気性難を伴い、踏ん張りと底力を欠くこと
・異系血脈の強いクロスのプール、または新規取り込みが能力の向上に有効なこと

◆ソフトのプロモーション動画(YouTube)
https://youtu.be/zFoulXQJsj8

◆フジキセキの5代&9代(ブログで解説)
http://bit.ly/2mTesuN

◆リーディングサイヤーの5代&9代(ブログで解説)
http://bit.ly/2n8fc1t

◆往年の名馬の5代&9代(ブログで解説)
http://bit.ly/2mCEosL

◆販売価格 30万円(支払い方法など応相談)

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オジュウチョウサン◆沢田準の競馬を楽しく

開成山特別に出走したオジュウチョウサンは大変な人気を集めたようだ。この日の入場人員は1万4200人、前の週の7200人を大きく超えた。

そして単勝は200円。新聞等では◎が集中していたわけではないから完全な人気先行というわけだ。予想する上でのこの馬の取り扱いには専門家は困っただろう。

ある記者が「卑怯極まりない▲」と書いていたのには笑ってしまった。

この馬がここに出てきたのは、伝えられているとおり平地未勝利であり、4歳以上の未勝利馬は主要4場の平地レースには出走できないという制限があるため福島まで待ったためだ。

単に平地で勝利を得たいというだけではない。障害で頂点を極めたオジュウチョウサンには平地の大レースに挑戦させたい、それも最終目標は有馬記念ということなのである。

オジュウチョウサンが有馬記念を目指すということにはかなりの違和感を持つ向きは多いだろう。もちろんどれだけ勝負になるか、難しいことは間違いがない。

しかしオーナーにとってこれは究極の夢だ。自分の馬にどのレースを狙わせるかはオーナーの特権である。

それもただの馬ではない。障害では敵が全くいなくなったオジュウチョウサンだ。平地でもトップを目指すのはむしろ当然ともいえる。

オジュウチョウサンは今後障害レースには出走しないということも言われている。それもある意味では当然だ。もはや障害レースの歴史的名馬になっている。

これ以上勝っても賞金は稼げるがそれだけだ。馬の価値はこれ以上上がるわけではないのである。

新しい価値を得るにはどのような方法があるだろうか。一つは外国の障害レースがある。しかし日本と外国では障害の種類や大きさが異なり、日本の障害馬が即通用するかは疑問だ。

また賞金は日本と比較してはるかに低い。外国のレースに出走するのはメリットが無いのである。

またオジュウチョウサンには種牡馬という道はなさそうだ。オーナーが個人として持つことはあっても種牡馬として成功するのは難しそうだ。

それならば平地でというのは理解できる方向だ。もちろんすぐに有馬記念というわけではなく距離の長いレースを経験してからだろう。

ところで騎手だ。今回は石神深一騎手が故障中ということもあり武豊騎手が乗ったが、オジュウチョウサンをここまでにしたのは石神騎手であり、ぜひ石神騎手を起用してもらいたいと思うのである。

◆オジュウチョウサン6代血統表
オジュウチョウサン6

◆オジュウチョウサン7代血統表
オジュウチョウサン7

◆オジュウチョウサン9代クロス解析
オジュウチョウサン9

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◆ルヴァンスレーヴ6代血統表
ルヴァンスレーヴ6代血統表

◆ルヴァンスレーヴ7代血統表
ルヴァンスレーヴ7代血統表

◆ルヴァンスレーヴ9代クロス解析表
ルヴァンスレーヴ9代クロス解析表


・4代母は名牝ダイナフェアリーで増沢騎手が乗った先行タイプだった。
・累代の交配種牡馬がノーザンテースト、リアルシャダイ、ティンバーカントリー、そしてネオユニヴァースという社台ならではの母系。
・これにまた社台のシンボリクリスエスを付けてルヴァンスレーヴだから脱帽ものである。
・今回は1枠からジックリ乗って直線鮮やかに追い込んだ。デムーロ騎手もさすがと言うしかない。
・返し馬を診たが全く気負いもなく、力強いフットワークで騎手と折り合っていた。

(2018.07.11.青木義明)

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