◆古典的な名配合 Monarque 5代血統表
Monarque5代血統表


・父は Defiance 2×3の異系クロスを内包
・自身は Whalebone=Whisker 3×3の同血馬クロス
・さらに Reveller≒Smolensko Mare の疑似クロス3×3

・現代のサラブレッド配合にとってもよき指針となる

(2017.12.30.青木義明)


◆ついでに Monarque 6代血統表も掲載
Monarque 6代血統表


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◆Monarque のサイアーラインの末裔を探すと…

◆Roberto 5代血統表
Roberto 5代血統表


◆ロベルトの母系に4×4でクロスされている Sardanapale 6代血統表
Sardanapale 6代血統表


・Sardanapale(1911) の5代父がMonarque というわけです。米血中心のロベルトにおいては「異系クロス」の効果を与えています。そして下記のようにリボーにも、それは内包されており、ロベルト系とリボー系のニックスを裏打ちします。ブライアンズタイムもその一例です。イタリアの名馬産家テシオの作った名馬リボーが米国にわたり、世界的にもより大きな生産的発展を促しました。

◆Ribot にも Sardanapale は内包されている(父の母系に内包)
Ribot 5代血統表


◆ブライアンズタイム6代血統表
ブライアンズタイム6代血統表

・米国血脈の濃いブライアンズタイムにおいて、母の父 Graustark は欧州血脈で、ここに欧米血脈の混淆という配合のアクセントがあります。母の父が仮に米国血脈なら、ただのダート馬です。

◆そしてブライアンズタイムの代表産駒タニノギムレットは Graustark 3×4のクロス馬でした。
タニノギムレット6代血統表



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【出展元/レーシングスルー 2010.08.10】

 米国のサラブレッド生産が国際的に高い評価を得るようになったのは、1950年代である。当時、アーサー・“ブル”・ハンコック(Arthur “Bull”Hancock Jr.)氏は、欧州から一流の種牡馬を獲得する活動を開始した。ハンコック氏は、イギリスの第一級の種牡馬であるナスルーラ(Nasrullah)や、フ ランスのチャンピオン馬でありトップサイヤーであるルファビュルー(Le Fabuleux)を輸入し、クレイボーン牧場(Claiborne Farm)で繋養した。それは、世界各国の種牡馬が米国の馬の血統に活力を与える、と考えたからであった。

ハンコック氏の息子のセス(Seth)氏も父親 の活動を引き継ぎ、1970年の欧州の年度代表馬に輝き、その後にトップサイヤーになったニジンスキー(Nijinsky II)を輸入した。

1970年代のジョン・ゲインズ(John Gaines)氏は、その後国際的に有名になる独自の生産牧場ゲインズウェイ牧場(Gainesway)の建設を開始した。彼は、欧州の優れた種牡馬を他 のどの生産者より多く北米の市場に導入した。そして、ゲインズ氏はリファール(Lyphard)、リヴァーマン(Riverman)、ブラッシンググルー ム(Blushing Groom)、グリーンダンサー(Green Dancer)、アイリッシュリヴァー(Irish River)、シャープンアップ(Sharpen Up)、ヴェイグリーノーブル(Vaguely Noble)などの主要な種牡馬を獲得し、シンジゲートを組み、そして管理したのである。

それらの種牡馬はすべて、欧州のチャンピオン馬、あるいは主要な ステークス競走の勝馬であった。ジョン・T.L.・ジョーンズ(John T.L. Jones Jr.)氏も自らの役割を果たし、欧州のチャンピオン馬であるアレッジド(Alleged)とヌレイエフ(Nureyev)をワルマック・インターナショ ナル牧場(Walmac International)で繋養した。

一方、ジョン・ガルブレス(John Galbreath)氏は、無敗のチャンピオン馬であったリボー(Ribot)を輸入し、ダービーダン牧場(Darby Dan Farm)で繋養した。

(2018.01.04.補足 青木義明)

◆タニノギムレット9代クロス解析表
タニノギムレット 9代クロス解析表


・9代クロスの量的側面は申し分ない
・そして、Sardanapale も4本継続クロスしているのが確認できる(13行目)
・母に内包される Sicambre 3×4の欧州血脈が異系クロスとしての役割を果たす