ダービーが終わり今週から夏競馬となる。このような日程になったのは2012年からでそれ以前は春開催はあと2週間あり、その翌週の福島から夏競馬となっていた。

同時に北海道開催が始まり2歳戦は東西と北海道が同時スタートだった。現在は北海道での2歳戦は東西よりは2週遅れでスタートする。

かつては東京のあと福島の1開催はまだ春競馬で2歳戦は新潟と小倉まで待たなければならなかった。もっとも北海道では新潟、小倉よりも1カ月以上はやく2歳戦が始まっていた。

現在とは2歳戦の日程がかなり異なっているが、かつては馬の移動が現在のように容易ではなかったためである。

それにしてもダービーの翌週から夏競馬が始まるというのは早すぎるように思える。以前のように2週間程度の余裕が欲しい気がする。

ところでこの夏競馬に入って番組上の大きな変化が始まる。大きなものが4歳馬の降級の廃止だ。その理由をJRAは適性なクラス編成を行うこと等を目的、としている。

あまり明確な説明とは言えないがいずれにしろ今週から実施されることには変わりはないのである。

降級があった昨年までは、降級馬は当然実力が上位であり、馬券検討の中心だった。このように有力馬が限定されているレースは馬券的は面白くないレースであり馬券の売り上げはあまり期待できない。

そこで降級を廃止すれば出走各馬の力が揃い馬券的に面白くなる。こんな理由があったのだろう。

しかしかつての枠番連勝が馬券の主力だった時代ではそれは正しかったのだろう。だが現在は3連系の馬券、特に3連単の売り上げが多い。

3連系の馬券では有力馬がはっきりしていることがむしろ望ましいのではないか。降級の廃止が正しかったのだろうか。

さて4歳の降級がなくなると3歳馬が有力となるという記者が多いようだ。私も同じように考える。その理由は3歳馬の負担重量のアローワンスの存在だ。

時期と距離によりアローワンスは異なるが、6月には2200未満では3キロ(オープンは4キロ)、2200以上は4キロ(オープンは5キロ)である。

その後少しずつアローワンスは減少するが12月でも2200未満は1キロ、2200以上は2キロの減量がある。この差は3歳馬にとって有利ということである。

もう一つは条件クラスの呼び方だ。1600万下を3勝クラス、1000万下は2勝クラス、500万下は1勝クラスとなる。

しかしこれは単に読み替えただけでありかえってわかりにくい。週刊誌などでも1勝クラス(500万円以下)などと併記しており、これは今後も続くだろう。

また重賞2着賞金の加算がある馬では1勝馬でもクラスは2勝クラス、3勝クラスという馬もいる。また逆に丸地の馬では複数の勝鞍があっても1勝クラスという馬は少なくないのである。



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