今回のワールドオールスタージョッキーズはどのくらい成功したのだろうか。

前回に触れたとおり外国招待騎手は5人と最も少なく、しかも5人中2人は女性騎手だ。世界のトップクラスの騎手を集めたという印象は低い。

地方代表の吉村智洋騎手がシリーズ前のインタビューで、世界の高いレベルの騎手と戦えるのがうれしいと答えていたが、実際にはどう感じたのだろうか。

招待騎手が調教師からどの程度評価されているかを知るには、シリーズの4レース以外のレースにどの程度騎乗依頼したかが判断材料になる。

昨年は招待騎手は6人だったがこのなかでジョアン・モレイラ騎手(ブラジル)は短期免許での実績が断然であり2日間で15ものレースに騎乗した。

この中には重賞のキーンランドカップへの騎乗もありナックビーナスで勝った。

この他では短期免許で日本で騎乗経験のあるアイルランドのシェーン・フォーリー騎手とフランスのイオリッツ・メンディザバル騎手がそれぞれ5レースに騎乗している。

また初来日の香港のチャドレー・スコフィールド騎手が6レースに騎乗しているが、アメリカのラファエル・ベハラーノ騎手とニュージーランドの女性騎手のサマンサ・コレット騎手は騎乗がなかった。

今年は過去に短期の経験のあるニュージーランドのリサ・オールプレス騎手が3レース、アイルランドのコルム・オドノヒュー騎手が6レース、香港のカリス・ティータン騎手が5レースに騎乗した。

また今年にマスターフェンサーでアメリカのクラシックに騎乗して日本でも知られたアメリカのジュリアン・ルパルー騎手は3レースに騎乗した。

初来日のフランスの女性騎手ミカエル・ミシェルには騎乗依頼はなかったがこれは仕方がなかったといえる。

これを見ると昨年のジョアン・モレイラ騎手のような人気の集中した騎手は不在だった。モレイラ騎手ほどではなくてももう少しは人気のある騎手を呼んでほしかったと思われる。

しかし今年のワールドオールスタージョッキーズでの最大のヒットはそのミカエル・ミシェル騎手だった。第3戦のダート1700メートルで快勝したのである。

慣れないと思われるダートのレースでやや出遅れたが強引とも思われるように上昇し好位に付けると3コーナー過ぎで仕掛け4コーナーでは早くも先頭、直線はそのまま先頭でゴールインした。

シリーズではティータン騎手と同点で3位に入ったのだった。インタビューやシリーズの表彰式でその笑顔がアップされたのだった。

いずれは短期免許で再度日本での騎乗があるかもしれない。




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