グリーンチャンネルの番組「ケイバどーも!」では楠瀬良博士による馬クイズの問題が出される。競馬だけではなく馬そのものについての問題もあり、さっぱりわからないこともある。

8月27日の馬クイズは面白い問題だった。馬名の読み方という問題で一部の人については常識だがわからない人には絶対にわからない問題ということだった。

その馬名とは「Potoooooooo」である。なるほどと思った。私にとっては常識という問題だったのである。

「Pot 8 O’s」とも書かれるこの馬名はポテイトーズあるいはポトエイトーズと日本語で表記されるが、番組MCの伊藤氏、解説の久光氏、ゲストの乗峯氏がいずれも知らなかったのは意外だった。

この馬はエクリプスの子でエクリプス系でもっとも繁栄したのがこの馬の系統である。サラブレッドの血統に興味を持ち、種牡馬の3大始祖を調べれば必ずこの馬の存在を知ることになる。

それだけに競馬の専門家というべき番組の3氏が知らなかったのかと思ったが、私が競馬を知った時代には種牡馬もまだ3大始祖が意味を持っていたが、今やほとんどがエクリプス系になってしまい種牡馬系列を研究する必要がなくなったのかもしれない。

特にこ面白いの馬名にはいわれがあり、この馬の馬丁がジャガイモを食べてそのおいしさに驚き、その名前を書こうとしたがスペリングがわからずPotのあとにoを8つ書いたものをオーナーが面白いと思い馬名にしたのだった。

このエピソードも有名でこのエピソードともにこの馬名が知られることとなったのだった。

番組では久光氏が知らないまでもポテイトーと答えほぼ正解だったのには笑ってしまったのである。

ところで昔のレースのビデオなどを見ると現在とは異なったものに気付くことがある。9月3日のケイバどーもの今日は何の日?では1984年のこの日は東京競馬場でターフビジョンの完成式が行われた日ということだった。

この年の10月7日の毎日王冠のビデオが流されたがゴールラインの直後に青と白の2と書かれたハロン棒が写っていた。

もちろん今はそんなものはない。これは何かというと右回りの1200メートルのあと200のハロン棒である。

東京の芝コースは短距離が無いというのが欠点である。これを解消するために右回りの1200というコースが作られていた。

2コーナーから1コーナーへは外回りコース、つまり2000のスタートから2コーナーへのコースを使っていた。

ゴールは左回りの直線あと200のあたりに設けられていた。しかし左回りのレースでこの右回りのゴールを正規のゴールと間違えることが時々あったのでその後廃止されたのである。




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