ディアドラが出走するアイリッシュチャンピオンステークスの出走時刻が変更になったというニュースには驚かされた。

日本時間で15日2時35分だったものが15日0時15分になったということだ。現地時間では14日の18時35分から16時15分に変わったことになる。

これはもちろん日本のファンがテレビでのレースの観戦の便を図ったものである。深夜の2時35分では遅すぎる。土曜日の夜であり0時15分ならなんとかということだ。

それは日本で馬券を発売するからだがそれほど日本での馬券の売り上げが現地の主催者にとって大きいということだ。

この出走時刻の変更はJRAが申し入れたのかそれともレパーズタウン側で自主的に行ったものかはわからないが、馬券を日本で売る場合は日本での放映時刻を深夜の時ころにというコンセンサスができているのではないか。

というのも発走時刻が変更になるのは今回が初めてではないからである。

それにしてもどんな理由があるにしてもG1レースの発走時刻を変更するなど日本ではありえないことだ。なぜこのようなことが可能なのだろうか。

この日レパーズタウンでは全部で8レースが組まれてる。

G1が愛チャンピオンステークスとメイトロンステークス、他にG2が2レース、G3が1レース、リステッドが1レース、あとの二つがハンデ戦だ。

そして出走予定頭数はこの二つのハンデ戦が32頭と30頭と非常に多い。一方愛チャンピオンステークスは11頭、メイトロンステークスは10頭とこの日では最も少ないのである。

イギリスやアイルランドではほとんどの馬券はブックメーカーで売られる。そしてファンは競馬場にはほとんどやってこない。

JRAのG1の日の競馬場における賑わいとは全く異なるのである。そしてファンに人気が高く馬券を買うのは多頭数のハンデ戦でありG1などのグループレースではないのだ。

G1、G2、G3が連続するロイヤルアスコットではどれほど馬券が売れのだろうか。

しかしアスコットステークス、ロイヤルハントカップ、ブリタニアステークス、サンドリンガムスレークス、ウォッキンガムステークスと毎日多頭数のハンデ戦が行われ、ファンが馬券を買うのはこれらのレースなのである。

連続するグループレースは競馬の関係者にとって重要なレースではあるがファンにとってはそうではないということだ。

愛チャンピオンステークスの発走時刻が変わっても何の問題もないということである。




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