9月29日のスプリンターズステークスで秋のG1シリーズが始まる。現代のファンには短距離の2つのG1、つまりスプリンターズステークスと高松宮記念が行われるのは当たり前のことである。

しかし古馬の短距離重賞としてスプリンターズステークスが創設されたのは1967年、始めの2年間はハンデ戦だった。その後賞金別定となりグレードが付いた当初はG3、その後G2に上がりG1となったのは1990年だ。

開催時期も現在と同じく秋だったがその後2月から3月に移り、G1になった時に12月となり2000年から現在の秋に戻った形となった。

以前は古馬の1200のG1の存在など日本では考えられなかったからスプリンターズステークスがG1になった時には驚いたのである。

高松宮記念は元々は高松宮杯の名称で1971年に創設された2000の古馬の重賞で宝塚記念を戦った馬が戦うレースで、勝馬にはハイセイコー、フジノパーシア、トウショウボーイ、ハギノトップレディ、オグリキャップといった名馬の名が並んでいた。

G1級以外では最も格の高いレースでグレードはG2に格付けされた。それが1996年から距離が1200に短縮されG1となったのである。

いきなり1200になったのにはこれも驚かされたが短距離のG1をもう一つ作ろうということだったと思われる。また中京にそろそろG1をということもあっただろう。

開催時期は5月の中京に変わったが中京の開催日程の変更により現在の3月に移ったのである。

他のG1では開催日程はあまり変わることはないがこの1200の両レースは日程の変動がかなり大きいようだ。これはG1としては比較的歴史が浅いレースのためだろうか。

ところで短距離重賞としては12月の阪神カップがある。1200の2つのG1がG1シーズンの初めというなんとなくオフシーズンという感じの時期であるのに対し阪神カップはシーズンの華僑にある。

阪神カップはG2ではあるが定量戦で限りなくG1に近いレースでありG1に格上げしてもいいように思える。

スプリンターズステークス、阪神カップ、高松宮記念とスケジュールも良い。もっともこの時期はG1の連続で日程の余裕はないが。

阪神カップと同じくG2でありながら定量戦でいわゆるスーパーG2といえるのが札幌記念だ。阪神カップとはことなりこちらはG1にという声が多い。

しかし札幌記念は宝塚記念から2カ月、毎日王冠には1カ月半とスケジュール的には独立したレースだ。適当な前哨戦もなくG1にしてもここをすべての有力馬が狙ってくるとは思えない。

札幌記念はスーパーG2という位置付けでいいのではないだろうか。




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