凱旋門賞は日本馬の完敗という結果に終わった。キセキは7着、ブラストワンピースが11着、フィエールマンは12着。

エルコンドルパサー以後日本馬の好走が続き、いつかは勝てるのではないかと思われていたが、そのいつかが本当にやってくるのかと思わされる結果である。

外国の騎手は勝てないことがはっきりすればもう追わないから着順や着差をそのまま実力と考える必要はないが、日本の3頭は全く勝負にならなかったことは間違いがないところだ。

武豊騎手で急きょ参戦したレーティングがはるかに低いソフトライトにすら先着されてしまったのはがっかりである。

しかし今年はレース前から日本馬の好走はあまり期待できないかな、と思わせたのも本当の所でもあった。

というのはフォア賞でのキセキの敗戦である。逃げたキセキだったがヴァルトガイストに全く抵抗できずの完敗だった。

勝負にもなっていないのだ。前哨戦に勝つ必要はないがもう少し勝負になってくれないと困る。キセキは今年は大阪杯2着、宝塚記念2着とまずまずの成績を上げている。

日本のナンバー1ではないにしてもトップクラスの1頭だ。その馬が前哨戦とはいえ完敗である。昨年のクリンチャーを思い出させたのだった。

ブラストワンピースとフィエールマンは札幌記念以来という異例のローテーション。しかもニューマーケットに入厩した。やってみなければわからないと思われた。

そして日本の専門家はあまり日本馬を評価していないようだった。

一週前に発行された週刊ギャロップには出走予定馬の馬柱と記者などの印が記載されていたが、エネイブル、ソットサス、ジャパンに印が集まりマジカル、ヴァルトガイスト、ガイヤースも注目されていた。

日本の3頭はそれ以下だったのである。私が読んでいる専門紙でも当日版には予想が載っていたが同じようなものだった。

そして結果はその評価が正しかったということだったのである。

今年もグリーンチャンネルでは長時間の生中継を始め特別番組を放映した。しかし今年のようなレースではあまり気合を入れて中継するのもどうかなという気もする。




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