外国への挑戦◆沢田準の競馬を楽しく

メルボルンカップでのメールドグラースは全く惜しい競馬だった。内枠だったのがかえって仇になったようで3200メートルという距離を走っても外へ出すことができず脚を残して敗れてしまった。

すでにコーフィールドカップを勝っており今後どこへ行くかが興味を持てるが、さらに外国のレースへ挑戦するかはわからないがまだ勝つことができそうだ。

さらにリスグラシューがコックスプレートを勝ち、外国遠征が続くディアドラはさらに香港カップに向かうこととなった。

香港国際レースには多くの馬が予備登録し複数の日本馬が出走することは間違いないだろう。

アーモンドアイも香港カップのようだ。

JRAでは天皇賞、ジャパンカップ、有馬記念、さらにマイルチャンピオンシップなどG1レースが続くという時期でありながら多くの馬が外国のレースに向かうのであり、日本の馬のレベルが質量ともに上がったということである。

さらに外国のレースに挑むのは日本で実績を上げた馬ばかりではない。マスターフェンサーは重賞未勝利でありながらなんとケンタッキーダービーなどに出走しまずまずというべき成績を上げた。

春にドバイゴールデンシャヒーンで2着と好走したマテラスカイはブリーダージカップスプリントに出走、さらにまだ1勝馬であるフルフラットはなんとブリーダーズカップジュヴェナイルに挑んだのである。

マテラスカイはともかくフルフラットのブリーダーズカップ出走は全くの驚きで普通では考えられないことだ。

考えてみればマテラスカイにしてもG3のプロキオンステークスを勝ったといってもダートのG1を勝ったわけではなくドバイに向かったのもかなりの挑戦である。

それではこの両頭のブリーダーズカップ出走のモチベーションはなんだろうか。それは両頭が森秀行厩舎所属であることを考えるとわかる。

森調教師は1993年に33歳という当時では珍しいというべき若さで調教師免許を取得したが、当時からそれまでの調教師とはちょっと違うという印象があった。

単に勝つだけではなくおやと思われるような使い方の馬がいると森厩舎であることが少なくない。馬主が満足するような使い方だ。

この両頭は同一の馬主の持ち馬だ。1勝馬がブリーダージカップに出走するなどは普通は考えられない。負けたとしてもそれを経験するだけで満足というわけである。




◆沢田準【競馬を楽しく】
http://bit.ly/1BFqU5c

◇競馬通信社◇
http://ktsn.jp