秋の天皇賞は勝ったアーモンドアイを始めとして有力馬が揃ったレースであり、続くジャパンカップと有馬記念にメンバーが揃うのかが心配された。

その通りジャパンカップは今年G1を勝った馬が不在といういささかどうかというメンバーになってしまった。

ところがそのアーモンドアイが熱発で香港遠征を中止し有馬記念に出走することになたので突然(というわけではないにしても)有馬記念は予想外の豪華メンバーとなった。

考えてみればアルアイン、サートゥルナーリア、スワーブリチャード、フィエールマン、リスグラシュー、ワールドプレミアと今年のG1勝馬がずらりと揃った。

他にもアエロリット、ヴェロックス、エタリオウ、キセキ、クロコスミア、シュヴァルグラン、レイデオロとこれまでの実績馬が登録しもともとかなりの豪華メンバーだった。

それに加えてアーモンドアイの参戦となればその豪華さは一段と増したのである。

香港の国際レースがあったというのにこれだけのメンバーが揃うというのは日本の有力馬の層が厚くなったものだと感心するばかりだ。

面白く思われるのは予定のなかったアーモンドアイが加わったにもかかわらず回避した馬(つまり逃げた)馬がほとんどいないということだ。

日本の馬が外国のG1に出走するレースの馬券を発売する場合、グリーンチャンネルなどで参考レースを放映する。

それを見ると出走頭数が少ないレースがほとんどだ。10頭を越すレースは少ない。前哨戦だけでなく本番のレースの同様だ。

強力な中心馬がいれば勝てそうもない馬は回避するというのが外国のレースの常識なのである。

出走馬が多いのは凱旋門賞、エプソムダービー、ケンタッキーダービーといった格別の人気レースに限られる。

ダービー以外のアメリカの三冠であるプリークネスステークス、ベルモントステークスが少頭数なのはご存知の通りだ。

JRAのようにG1レースで出走頭数が多いのはオーストラリアだが、各馬があれほどレース間隔を詰めて使えばそれは頭数が多くなるだろうと納得できる。

ところで放映される外国の参考レースはほとんどがグループレースだ。いずれも少頭数である。ところで今年イギリスのイボアハンデが紹介されたことがある。

このレースは例外的に多頭数だった。映像を見てなるほどハンデ戦は頭数が多いのかと思われたファンも多いのではないだろうか。

イギリスだけではなく馬券が売れるのは多頭数のハンデ戦なのである。馬券を買うファンはパターンレースには興味はないのだ。

日本との大きな違いだ。これを理解する日本のファンや競馬関係者は少ないと思われる。




◆沢田準【競馬を楽しく】
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