JRAの新人騎手が発表された。競馬学校36期生で今回は4名だ。入学者は8名だったということで卒業できたのは半数ということになる。

昨年は新人騎手は7名に加えて藤井騎手が加わって合計8名と多かった。しかし18年は3名、17年は5名、16年は6名に留まっている。

以前は合格者がもっと多かったように思えるが最近は学校での進級、卒業が厳しくなっているということだろう。

JRAの騎手は実質的に全くのフリーランスだ。このため馬への騎乗は有力騎手に集中しており、逆に騎乗機会の少ない騎手も少なくない。

そのような騎手は早く引退するためにJRAの騎手の人数はかなり減少している。新規に卒業して騎手となる人数が減ってきているのもそのような理由があるためだろうか。

一方地方競馬の新人騎手は教養センターで育成される。

今年の新人騎手の発表はまだだが昨年の9月にすでに4名が騎手として合格しておりレディスヴクトリーラウンドに出走している関本玲花騎手も入っている。

19年には11名、18年は7名、17年も7名、16年も7名の新人騎手がデビューしている。

地方競馬は主催者が多くあるからそれだけ騎手が必要ということか。あるいは低下を続けていた馬券の売り上げが上向いてきたことも理由かもしれない。

しかしJRAの競馬学校の騎手課程は期間は長くかなりの費用が掛かっているはずだ。

それでありながら年間の卒業する新人騎手が3名とか4名では費用対効果が悪すぎるのではないか。

それならばJRAと地方競馬の騎手養成を一本化したらよいのではないかという意見も出るだろう。

しかし一本化した場合、卒業後にJRAと地方競馬のどちらに行くかは収拾がつかない。というのも全員が中央に行きたがるはずだからだ。

効率は悪くても現在のようにJRAと地方で独自に騎手養成を行う必要があるということである。



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