JAIRS(ジャパン・スタッドブック・インターナショナル)から2019年に供用を停止した種牡馬が発表された。

サラブレッドは23頭で死亡が8頭、用途変更が14頭、残った1頭が輸出だった。

死亡した種牡馬ではもちろんディープインパクトとキングカメハメハだが、まだ若いカジノドライヴも死亡した。

カジノドライヴは故障があったようですでに種牡馬としては引退していたようだ。

用途変更となった種牡馬のなかにはシンボリクリスエス、ヨハネスブルグといった人気のあった馬もいるが、これらは年齢が高くなったため種牡馬からは引退ということだろう。

そして輸出という馬が一頭だけいた。ヒラボクディープである。ディープインパクトの産駒で3歳時に青葉賞を勝ちダービー、菊花賞にも出走。

重賞勝ちは1勝だけだったが7歳まで走って4勝。種牡馬入りしたが産駒は1頭だけだった。その母はヒラボクロマンスでいわば自家生産馬ということになる。

そして1年だけ供用されて輸出された。輸出先はチリである。

なぜ競走実績が高いとは言えないヒラボクディープが種牡馬として輸出されたのだろうか。

もちろん事情は知らない。しかし推測することはできる。

なにしろディープインパクトの産駒だ。日本で活躍した馬ではとても外国で買える価格ではない。

しかしディープインパクトの産駒で重賞の勝馬となれば外国では種牡馬としての価値が認められるかもしれない。

しかも母の父はストームキャットだ。チリの生産レベルはあまり高いとは思えず、ヒラボクディープなら種牡馬として期待できる、そのような思惑でチリが輸入したことは予測できるのである。

他にも日本ではとても無理でも外国でなら種牡馬として通用する馬は多くいるのではないかと思われる。



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