盛岡のダートグレードレースであるクラスターカップでは中央のマテラスカイが勝った。1分8秒5はレコードタイム。

それも盛岡のレコードであるばかりではなくダート1200の日本レコード、ということはJRAのレコードを上回ったということだ。

たしかにJRAのレコードは2008年12月14日のカペラステークスでビクトリーテツニーがマークした1分8秒7でありこれを0秒2破ったというわけである。

JRAの競馬場とNARの各競馬場では走破時計は一般にJRAのほうがかなり早い。これはダートグレードでJRAの馬が走っても同様だ。

それはNARの競馬場は砂が深いことや小回りでカーブがきついなどの理由で早い時計が出ないためである。

しかし例外的に盛岡は早い。これまでのレコードは2017年のクラスターカップでブルドッグボスがマークした1分8秒8とやはり早い。

2014年のJBCスプリントではドリームバレンチノが1分9秒0で走っている。これは盛岡は周回が長く1200はJRAと同じくワンターンだからだ。

同じくワンターンの門別の1200は北海道スプリントカップでのニシケンモノノフの1分10秒4、大井は最速がJBCスプリントでのサウスヴィグラスの1分9秒7だからやはり盛岡の速さは際立っている。

なお大井の現在のレコードはスーニの1分10秒1となっているがこれはトラックの改修のためである。現在のトラックになってのレコードはスーニのものというわけだ。




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