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 「2020年度JRA賞」の年度代表馬にアーモンドアイが選出された。18年以来2度目の受賞に、オーナーの(有)シルクレーシング・米本昌史代表(45)が喜びを語った。また、ノーザンファームは生産馬7頭が受賞の快挙を達成した。なお、授賞式は25日に都内のホテルで行われる予定。

 女王アーモンドアイが2年ぶりに年度代表馬に返り咲いた。オーナーの(有)シルクレーシング・米本昌史代表は喜びのコメントを寄せた。

 「名誉ある年度代表馬に選出いただいたこと、また素晴らしい馬たちが素晴らしいレースをした中で選出いただいたことを大変光栄に思います。国枝厩舎、牧場スタッフの皆さまをはじめ、この馬に関わられた全ての方々に感謝申し上げます」

 一昨年のドバイターフVは同クラブにとって初の海外GI制覇。圧倒的な強さを見せた水色、赤玉ちらしの勝負服に世界中が熱狂した。

 以前の本紙のインタビューに対し、米本代表は「(国内外の)多くの方々が注目してくださっているという意味でアーモンドアイはクラブの“アイコン(象徴)”のような存在。アスリートとしての能力はもちろん、ビジュアルもすごくかわいくてみんなを引きつける魅力があります」と語っていた。史上初の芝GI9勝を挙げた女傑に引っ張られるように、昨年は馬主別最多のJRA121勝をマーク。今やGIシリーズに欠かせない存在に成長した。

 また、生産者のノーザンファームはアーモンド以外に、ダノンザキッド、ソダシ、フィエールマン、グランアレグリア、チュウワウィザード、クロノジェネシスが受賞。獲得賞金額で10年連続首位に輝いたように“1強”状態が続く。アーモンドはエリザベス女王杯を制した母フサイチパンドラも同ファームの生産。活躍馬がさらに活躍馬を生む理想的なサイクルが確立され、来年以降に生まれてくるアーモンドの子供たちも屋台骨を支えるはずだ。

 「現在は無事に引退し、繁殖牝馬としてのキャリアをスタートしておりますので、子がデビューしたときにはまた変わらぬご声援をよろしくお願いいたします」と米本代表は呼びかけた。携わる全ての人々、そしてファンの希望を乗せ、希代の名牝は新たなステージへと進む。

★アーモンドアイの競走成績はこちら

 ●JRA賞 1954年に始まった表彰制度で、87年からJRA主催で行われている。競走馬部門の選考は中央競馬の報道に携わる新聞、放送記者クラブに3年以上在籍している記者と専門紙トラックマン(今回の有資格者は283人)の投票で、各部門の投票数の1/3以上の票(95票)を集めた最多得票馬から選出され、各部門の受賞馬の中から年度代表馬が選ばれる。「該当馬なし」が1/3以上の場合は、そのまま該当馬なしとなる。授賞式は25日に東京都内のホテルで行われる予定だが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止になる場合がある。