シーザリオが死去したことが報じられた。2005年に桜花賞2着、オークス1着。さらにハリウッドパークに遠征してG1のアメリカンオークスを勝った。

これだけでも素晴らしい成績だが、さらに名牝といえるのは繁殖牝馬としての実績だ。

エピファネイアが菊花賞とジャパンカップ、リオンディーズが朝日杯、サートルナーリアがホープフルステークスと皐月賞と3頭のG1勝馬を出した。

この3頭は種牡馬としても人気が高くエピファネイアは三冠牝馬デアリングタクトを出し種付料1000万円でブックフル、リオンディーズは300万円でブックフル、新種牡馬のサートルナーリアも600万円でこれもブックフルである。

三冠やクラシックなどを勝ちまくった牝馬でも必ずしも繁殖牝馬として成功するわけではない。

そのなかでシーザリオの繁殖牝馬としての実績は断然だ。わずか6戦だけで引退したことがその理由なのだろうか。それは不明だが19歳での死去は惜しまれるばかりだ。

ところでシーザリオについて気になるのは日米オークスを勝利と伝えられることだ。これは当時でも日米オークス馬ともてはやされたものである。

しかしアメリカンオークスが日本のあるいはイギリスなどヨーロッパ各国のオークスに相当するレースとは言えないのだ。

アメリカンオークスは2002年に創設された新しいレースだ。この時は総賞金が50万ドル。翌年に75万ドルのアップした。

しかしその後スポンサーが撤退し現在では30万ドルになっている。アメリカンオークスいうとレース名は立派だが実体はいわゆる「オークス」ではないのである。

アメリカにはオークスを名乗るレースは各地にある。現在ではもっとも有名で賞金が高いのはケンターキーダービーの前日にチャーチルダウンズで行われるケンタッキーオークスだろう。

しかしケンタッキーオークスはダービーと同様の歴史があるレースではない。

むしろアメリカで歴史のある3歳牝馬レースはニューヨークのトリプルティアラ、つまりエイコーンステークス、マザーグースステークス、CCAオークスである。




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