地震で福島競馬場が使えなくなった代替開催の新潟開催が始まっている。

番組は代替が決まった時に発表されたとおり障害レースが他場に移りそこに3歳未勝利戦が入っている。

本来の第1回福島開催と代替新潟の番組にはいくつかの相違がある。

もちろん福島と新潟では設定されるレース距離が異なるものがあるのでそれは揃えられている。

福島のダート1150は新潟では1200、福島のダート1700は新潟は1800、福島の芝2600は新潟2400になっている。

また特別レースのレース名も変わったものがある。3歳の1勝クラスの特別のレース名はひめさゆり、雪うさぎ、しゃくなげと地域性がないため変わらない。

古馬の1勝クラスは福島の地名がレース名になっているため全て新潟の地名に変わってる。従来に使われていない地名を探すのはなかなか大変だったのではないだろうか。

2勝クラスは共通性のある奥の細道特別は変わらず、また福島中央テレビ杯、ラジオ福島賞、福島放送賞は社杯のレースでありレース名は変わっていないが、その他は地名レース名であり1勝クラスと同様である。

3勝クラスとオープンは毎年行われるのでレース名は変わっていない。

その他での変更点で特徴的なのは3歳未勝利と古馬1勝クラスでダートのレースが大幅に増加したことだ。

3歳未勝利では福島の番組では芝が18レース、ダート20レースだったが、代替の新潟では芝が10レースでダートが39レースだ。

古馬1勝クラスでは福島は芝10レース、ダート13レースだったが、代替新潟では芝が3レースに激減しダートが20レースと増加した。

これは障害レースを他場に移したことと同様に芝トラックの保護と思える。

ところで福島牝馬ステークス新潟に移ってもレース名は変わらない。これは京都改装により阪神、中京に開催が変わったレースも同様である。

しかしかつては開催場所が変わった時に特別のレース名が付けられたことがあった。

小倉大賞典は1969年に阪神で行われたときはセントウルステークスの名で行われ、金鯱賞は1970年に小倉で行われたときは博多ステークスとして行われた。

また七夕賞は1975年から1979年は10月に行われたが76年~79年は七夕の時期ではないということで東北記念というレース名になった。




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